ロンドン訪問記

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坂本道場生の梅村です。

節目休暇を利用して、1週間ロンドンへ(道着持参で)訪問し、ロンドン合気会の稽古に参加させていただきましたので、報告させていただきます。

ロンドン合気会は、開祖の直弟子であり長年海外で指導をされていた千葉和雄師範(1940-2015)が設立された道場で、現在は、Davinder Bath先生(六段)が指導されています。一般の部の稽古は週4日、そのうちの1日は武器を使った稽古(素振りや組み太刀など)のクラスもあり、滞在中の1週間、全ての稽古に参加させていただきました。

Davinder先生は千葉師範の教えを大切にされており、常に下半身から力を出すことや、相手の動きを止めない捌き、受けの力の合わせ方、relaxationとinternal body powerの重要性を丁寧に(かつ厳しく)指導いただきました。先生の受けもたくさん取らせていただき、受けの気づきもたくさんもらいました。技の形は平成会と違っていても、今回教えていただいた根本的な体の使い方の部分は共通するので、日々の稽古の中で意識していきたいと思いました。

武器の稽古では、相手を切るリアリティが大切だと教わりました。素振りにおいても実際に太刀を横向けに出してもらってそれを切る、その時の振り方を素振りでも同じようにやるのだと、相手をしっかり切るイメージを与えてもらいました。

Children Classも見学させていただきました。Davinder先生が一人で指導されており、受身や打ち込み(正面打ちや突き)の稽古を中心に、特に前回り受け身はマットも使いながら段階的に行い、また、途中で子供たちの集中力が切れてきたところで全員正座からやり直し、「Concentration!」と集中力を取り戻させたり、子供たちへの指導の工夫をされているのが印象的でした。

今回、久々の海外の道場訪問でしたが、とても良い経験をさせていただくことができたと思います。日本とは違った文化、違った習慣、違った環境の道友たちがどのようなモチベーションでどのような稽古をしているのか、実際に行って体験することで、とても刺激を受けます。自身の稽古への姿勢も見直すきっかけとなり、今回も、帰国してさらに稽古に励みたいと思いました!

ロンドン合気会の皆さん、ありがとうございました!

London Aikikai – Traditional Aikido in London – London Aikido Dojo

記念の集合写真。中央がDavinder先生、右端がSashaさん(Davinder先生の奥さん)

Children Class(左:前回り受身の稽古、左:正面打ちの稽古)

武器は体育館での稽古。太刀を持つDavinder先生。

平成会から持参したDavinder先生・Sasha夫妻への手土産。Sashaさんにとても喜んでいただけました!

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