高校の授業で合気道

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滋賀県彦根市にある近江高校のプロスペクトコース2年生60名に対して、体育実技の中で合気道を指導しました。

1日2時間、週に1日(1回)、5週間の指導です。体育教員も生徒も全員が合気道未経験者です。不慣れということもあり、初日は作法の説明や合気道全般の話など、基本中の基本からスタートしました。

日頃からスポーツに親しんでいるためだと思うのですが、全体的に修得が速かったです。後ろ受け身、前回り受け身、については、ぎこちなさが残るものの第1日目でほぼ全員が出来るようになりました。

技についても取得するスピードが速く、疑問があれば積極的に手を挙げて質問する生徒も多かったです。指導に際しては、当会ら複数人で対応しましたが、質問に、個別に対応することで、他の生徒がホッタラカシになってしまう局面があり、指導する側の課題として今後の進め方に工夫が必要だと感じた次第です。

校庭から望む彦根城

校庭から望む彦根城

コースの締めくくりとして、60名全員が一組ずつ演武を行いました。技は1人3つ程度を披露、受け取り交代して演武です。5日間の短い稽古時間にもかかわらず、仕上がりは上々です。正面打ち小手返し、相反身片手持ち天秤投げ、逆半身片手持ち回転投げ、各種二教が、演武の人気技でした。私が比較説明のためだけに見せた技を行う組もあり、その熱心さを感じました。新技(?)披露か!と言う場面もありましたが、そこは、ご愛敬。皆で楽しく、演武し、今年のコースを締めくくりました。

今回の授業を通して身に着けた、合気道の考え方や体の使い方を自分が専門とするスポーツに活かしてくれると思います。今回の経験をきっかけとして合気道自体にも興味を持ち、本格的に合気道に取り組んでみようと思う生徒が出る事を期待しています。

 

生徒60名全員による演武

 

終礼

最終日のコース修了時には、生徒みんなからお礼の言葉をいただきました。ご縁があれば、また一緒に合気道の稽古をしましょう!

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